少人数の会社では、請求まわりの作業が経営者や管理担当の時間を直接削ります。金額を確認し、請求書を作り、入金を消し込む。1件あたりは短くても、件数が増えると無視できない量になります。
ここでは、Claude Codeを使って案件・請求・入金を1つの管理ツールにまとめると、何ができるようになるかをご紹介します。
どんな課題に効くか
・案件はスプレッドシート、請求書は別のサービス、入金は銀行の明細と、3か所に分かれている
・案件の金額を直したのに、請求書側の修正を忘れる
・未入金の案件を把握するのに、毎回突き合わせが必要
・案件の進行状況を知るために、複数の画面を開いている
件数が少ないうちは記憶で回りますが、案件が並行し始めると破綻します。そして破綻に気づくのは、たいてい何かを間違えた後です。
こんなことができます
案件・請求・入金を1つの管理ツールにまとめると、たとえば以下のような運用ができます。
・案件を登録すると、金額や条件をもとに請求書を自動発行する
・請求書の発行前に上長承認を挟み、承認後だけお客様へメールを自動送信する
・請求済み、未請求、入金済み、未入金の案件を一覧で確認する
・銀行明細や入金データと突き合わせ、未入金の案件だけを自動で抽出する
・案件金額を修正したとき、請求書側にも反映し、古い金額のまま送る事故を防ぐ
・担当者、請求予定日、入金予定日ごとに絞り込み、次に対応すべき案件を確認する
・経営ダッシュボードと連携し、入金予定や未入金金額を資金の見通しに反映する
会計ソフトを置き換えるのではなく、案件から見た請求と入金の状態を分かりやすくするためのツールです。会計処理は既存のサービスに任せ、日々の確認・承認・送信・消し込みを楽にする範囲から作ると、導入までの期間を短くできます。
実装はClaude Codeで進めます。案件、請求、入金という3つのまとまりと、その間のつながりを先に作り、必要な画面や承認フローを後から足していきます。最初から完成形を決め切らず、実際に使いながら育てられるのが相性のよい進め方です。
導入するとどう変わるか
金額の転記がなくなります。転記がなくなると、それを確認する作業もなくなります。
未入金が一覧で見えるようになります。思い出したときに確認していたものが、画面を開けば分かる状態になります。
案件の状況を知るために複数の画面を開く必要がなくなります。
経営ダッシュボードと数字を共有すれば、入金の状況がそのまま資金の見通しに反映されます。入力した内容が、別の画面で自動的に意味を持つ状態です。
作るときのポイント
1)同じ数字を2回入力している箇所を探す。そこが最初に潰すべき場所です。
2)会計まで作らない。既存のサービスと役割を分けると、範囲が現実的になります。
3)最初から完成させない。実際に使ってみると、必要だと思っていた機能を使わず、想定していなかった部分に手を入れることになります。使いながら決めたほうが、結果的に早く仕上がります。
ご相談
本記事では、実際に構築できる範囲のうち一部のみをご紹介しています。どこから手をつけるべきかは、業種と現在の運用によって変わります。
無料相談では、30分で以下を整理します。
・AI化・システム化できる業務の洗い出し
・優先順位(効果と着手しやすさ)
・研修、ツール導入、システム開発の切り分け
・補助金活用の可能性
株式会社Curio 代表取締役 平山 真梨花

