経営の数字は、探しにいくものではなく、目に入るものであるべきだと考えています。
ここでは、Claude Codeを使って経営ダッシュボードを作ると何ができるようになるのか、そしてどこで失敗しやすいのかをご紹介します。
どんな課題に効くか
・売上、サービスの利用状況、広告の数字が、それぞれ別の場所にある
・数字を見るのに数分かかるため、忙しい日は見ていない
・異常に気づくのが、月次の振り返りのタイミングになっている
・レポートを作るために、毎回同じ集計作業をしている
数字が存在しないのではなく、見るまでが遠いことが問題です。数分かかるものは、忙しい日には見なくなります。そして見ない日が続くと、変化に気づくのが週単位、月単位で遅れます。
仕組み
各サービスからデータを自動で取得し、1日1回まとめて1画面に表示します。
載せる指標は絞ります。基準は「この数字が動いたら、その日のうちに何かを判断するか」です。判断につながらない数字は、月次のレポートで足ります。全部載せると、どれが重要か分からなくなります。
更新はリアルタイムである必要はありません。1日1回、朝の時点の数字が入っていれば、朝見るという習慣とかみ合います。リアルタイム更新にすると常に見てしまい、かえって判断が細かくブレます。
表示は、数字そのものより変化を優先します。前日比と前週比を並べるだけで、目に入り方が変わります。
手入力の項目は作りません。入力が必要な仕組みは忙しい時期に更新が止まり、止まった画面は誰にも信用されなくなります。
実装はClaude Codeで進めます。各サービスからデータを取得する部分を1つずつ動かして確認し、集計と表示を後から足していきます。見たい数字が増えたときも同じ形で追加できるため、作りきってから使うのではなく、使いながら育てる形になります。
導入するとどう変わるか
毎朝見る習慣がつきます。習慣になるのは、見るのに時間がかからないからです。
異常に気づくのが早くなります。月次で振り返って初めて気づいていた変化を、その週のうちに拾えるようになります。
レポート作成のための集計作業がなくなります。
会議の始め方も変わります。数字の確認から始める必要がなくなり、判断の材料が揃った状態で議論を始められます。
作るときのポイント
1)その数字が動いたら、その日のうちに何か判断するかを問う。しないなら載せない。
2)手入力を前提にしない。更新が止まった瞬間に、その画面は信用されなくなります。
3)載せる指標を定期的に入れ替える。使ってみて見なくなった数字は、置いてあっても目が滑ります。半年ごとに見直すくらいがちょうどよいです。
ご相談
本記事では、実際に構築できる範囲のうち一部のみをご紹介しています。どの数字を見るべきか、どこから自動化すべきかは、事業の形によって変わります。
無料相談では、30分で以下を整理します。
・AI化・システム化できる業務の洗い出し
・優先順位(効果と着手しやすさ)
・研修、ツール導入、システム開発の切り分け
・補助金活用の可能性
株式会社Curio 代表取締役 平山 真梨花

